AW9シリーズは、50年以上にわたるアンリツのダイナミック計量技術の集大成として、新型フォースバランス秤、秤信号のデジタル化、振動に強いフレーム構造など、数々の新技術を盛り込みました。これにより超高速タイプは、最高選別能力1,000個/分を実現しました。

従来機では難しかった軽量品の超高速計量を実現し、専用の高速エアージェット選別部で確実な選別を行うことで、生産性を向上させます。

X線検査機は、X線で撮像された透過画像を用いて、独自の複合アルゴリズムにより微小な異物や形状不良を検出します。しかし、正常品と不良品の画像を比較し、特徴がはっきりしない場合は検出が難しいのが現状です。また、形状や厚みにバラつきのある検査品の場合、不良品のパターンは膨大になるので、人手で透過画像を解析し、それに基づいてアルゴリズムを設計するやり方では限界があります。

AI（人工知能）は、膨大な不良品パターンを難なくデータ処理し、特徴を学習して抽出し、従来の方法では設計できなかったアルゴリズムも実装できるようになります。その結果、不良品の判定範囲を適正に抑えることができます。検出精度の向上に加え、誤検出を低減し、歩留りの向上に貢献します。また、従来の検査機能や複合アルゴリズムと併用した検査が可能です。

食品の微生物汚染管理は全世界で重要管理点となっており、中でも特に重要な一般細菌・大腸菌数の管理は、48時間かけて実施する公定法が一般的です。マクロテックは、食品原材料や製品中に存在する一般細菌と大腸菌の菌数を、前処理を含め15分程度で自動測定します。原料受入時や製品出荷前の迅速な検査が可能です。

人が感じることのできる五感（視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚）のなかで、これまでは難しいとされてきた嗅覚に対応したセンサの開発が進んでいます。におい検査機は、新たに開発されたにおいイメージングセンサ*により、においをデジタル化し、あらゆるにおいを情報化・可視化します。
においの情報化・可視化により、検査業務における被検査品の比較・合否判断をサポートします。これにより、質の高い生産の維持、生産工程の検査員の負荷軽減、人員不足の解消に貢献します。
*株式会社アロマビット製においセンサを搭載しています。

AccelVision はヒト・モノ・コトを繋げて見える化を加速する産業DX ソリューションです。生産設備の稼働状況や、製造ラインで発生するさまざまなイベントを捉え、管理に必要な映像情報・文字情報・数値グラフ情報を取り揃えて管理者に提供します。
管理者は現場に行くことなく状況を把握でき、現場に対し迅速かつ的確な対応指示を行うことにより、現場のムリ・ムダやロスタイムを削減し、人手不足が危惧される製造業の生産効率向上に貢献します。