消費者のライフスタイルの変化やマーケティング手法の多様化により、包装印刷においても、パーソナライズ化などのニーズがある中で、多品種・小ロットの生産体制の需要が高まっています。「Truepress PAC 830F」は、バリアブル印刷対応とデザインの柔軟性を持つことにより、多品種・短納期を実現。また、有益な水性インキを使用しているため、環境への影響を軽減します。常に変化する市場のニーズに対応可能な生産環境を提供します。また，食品安全規制に準拠した水性インクを搭載することで，食品業界に求められる高い安全性を備えています。溶剤系の材料を使用や、製版作業がないため、作業環境の改善にも貢献します。

環境への対応が進んでいる欧州において、高いシェアを獲得している COMEXI社（スペイン）は、循環型経済を目指すコンソーシアムである「CEFLEX」に参加しており、その取り組みを実現する多彩な装置のラインアップがあります。ブースでは、その各種装置を使用した、環境に配慮した多種多様なサンプルを展示します。EBオフセット印刷機COMEXI「CI Evolution」は素刷り・EBコーティングでマテリアルリサイクルを提案し溶剤フリーで環境に優しいです。また、ノンソルベントラミネーター COMEXI 「SL2 Evolution」は溶剤フリーで環境はもちろん、オペレーターにも優しい・簡単なスリーブ変換方式によるジョブチェンジ時間を短縮し生産性を向上させます。

消費者ニーズに応える環境にやさしい紙素材のパッケージを環境にやさしいソリューションを実現する「Truepress PAC 520P」は社会課題を解決し、ブランド価値向上に貢献します。幅広い紙包装材用紙での安定した印刷を実現し、紙パッケージ化が進む軟包装のトレンドにいち早く対応できます。デジタル印刷機のため、誰でも簡単に操作を行うことが可能。生産にかかる時間を短縮できるとともに、生産現場の省力化・省人化を目指します。
有機溶剤とVOC（揮発性有機化合物）レス設計の水性インクを採用し、印刷作業環境改善し地球環境への負荷を低減します。厳しい審査基準で有名な欧州法規則・ガイドラインにも対応し、地球環境保全に貢献します。

特色インキの残肉廃棄や溶剤の使用量削減に向け、積極的に特色レス化への取り組みが注目されています。特色レス印刷では、決められたインキセットで印刷を行うため、版数を減らすには独自の仕組みを構築する必要があります。そこで、ご提案するのは「EPサステナ印刷」です。パッケージ印刷で多用される特色インキを使用せず、固定インキセットでさまざまな色彩を表現します。従来の印刷品質はそのままに、印刷に必要な資材の削減が可能となります。色分解過程をCSG Japan株式会社、製版過程をアビット・フレックス株式会社、ワークフロー過程をSCREEN、印刷過程を株式会社小森コーポレーションの4社協業のエコフレンドリーな新しいパッケージ向けワークフローのご提案です。

近年、ますます需要が高まるバリアブルラベルや小ロット～中ロットに対応し、クライアントニーズに応えます。最高60m/分の高速印刷が可能でオンデマンド印刷による納期短縮・在庫レス・廃棄コスト削減を実現。従来方式よりエネルギー消費量を大幅削減し、CO₂排出量を約６０％削減します。また、広い色域と高い安定性で高精細な印刷を、いつでも同じ色・品質での出力が可能。版交換・見当合わせ不要で間欠輪転機の3台分ほどの生産性をわずか1台で実現します。未経験者でも約１週間で印刷対応可能なイージーオペレーションで省力化を実現。人材確保の問題解消にも貢献します。ラインナップは拡張性に富んだスタンダードモデル（Sモデル）、食品ラベルにも使用可能な低浸透性インク採用モデル（LMモデル）の2種類。Sモデルでは、密着性や粒状性など印刷品質を向上させる「デジタルプライマー」をオプションにて搭載が可能。密着性向上、デジタル加飾によるテクスチャー効果や、疑似マット処理を実現します。